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ロジェ・ヴァディムという
フランスの映画監督がいて

2000年に72歳で
他界してる人なんだけど

フランス名画を語る上で
欠かせない人物なんだ

生涯4回結婚したってのは
まぁ映画監督ならよくある話だが

その4人の妻のうち
2人の妻の名前が

ブリジット・バルドーに
ジェーン・フォンダってスゴすぎ!

さらには
結婚はしなかったが
カトリーヌ・ドヌーブとも
事実上の関係があり

2人の間には
息子もいるんだ

2
ブルジット・バルドーと
(婚姻期間は1952-1957)


3
カトリーヌ・ドヌーブと
(交際期間は1961-1964年頃)


6
ジェーン・フォンダと
(婚姻期間は1965-1973)



彼は自分が気に入った女性を
自分の恋人にして

自分の恋人を主人公に
映画を作っていたんだ

ここでは

公私の区別はなく
公私の境目もなく

彼女達は

日常でも
映画の中でも

「彼好みの女」に
(セクシーな女=セクシー女優に)
作り上げられていった


だからほら3人とも
彼の手にかかっているときには
見事に「同じような女」になっている


4
ブリジット・バルドー

5
カトリーヌ・ドヌーブ

1
ジェーン・フォンダ


彼は自分の恋人の
ブルネット・ヘアを
ブロンドに染めさせ

ロング・ヘアで
ダウン・スタイルで

裸もしくは裸同然の格好で
日常も過ごすよう促した


もちろんこれ

彼女たちの「同意」が
あったんだろうが

ここまで3人の別々の人間(女性)を
同じように仕立て上げたのだから

なんかちょっと
ホラーを感じる


彼はプレイボーイと
名を馳せた人だが

結果的に彼女達に
捨てられてるんだよね

彼の手で彼好みにされた後
女優として有名になったら

他に好きな男が出来たり

なんだかんだと
彼はフラれることになる


でも彼のスゴいところは
女にフラれても
また別の女を見つけ

その女を
「同じような女」に
仕立て上げるところ

このへんが
やっぱホラー


女を自分好みに
自分の手で仕立て上げるって

これもしかしたら
男の本能的願望なのかもしれんが

こんな男に引っかかったら
(引っかかり続けたら)
女は被害者人生を生きる事になる


でも彼女達3人の
今の生き様を見る限り

3人とも今は
「自分らしく」
生きているね


ブリジット・バルドーは
動物愛護の活動で

ジェーン・フォンダは
社会活動家として

カトリーヌ・ドヌーブは
今もフランス映画界に大貢献だ


男に「使われず」
男を「使う」

彼女達3人には
こういう「賢さ」が
備わっていた

ということでもあるんだ




《 追記 》 

彼と彼女達の作品集
名画ばかりだよ
 

これはバルドーの
代表作でもあるね

これ以外でも
バルドー出演の映画に
駄作はないな〜



こういうエロス作品
たくさん見るべき!

この頃のカトリーヌ・ドヌーブは
他の映画でもエロい!エロい!


 
今となっては
こんなジェーン・フォンダ
貴重すぎる映像満載だ


イギリスの80年代のバンド
「DURAN DURAN」のバンド名は
この映画のキャラから取ってるんだよ





美形で
なおかつ曲も良い!

いいバンドだったな〜
「DURAN DURAN」